1. Bright Signの使い方
サイネージプレイヤーとは映像再生機のことで、このBright Signでは、専用ソフトウェア「BrightAuthor」を使用してスケジューリングやデータ送信を行い、映像を再生させます。
2. BrightAuthor(ブライトオーサー)のインストール
ダウンロードしたファイルをダブルクリック。
「日本語」を選択。
「I accept the~」の左側にチェックを入れて、「Install」を選択。
最後に「Finish」を選択して終了です。
3. BrightAuthorで使用できる動画、静止画の種類など
Bright Sign HD1025 対応フォーマット表 | |
対応画像フォーマット | BMP、JPEG、PNG |
対応ビデオフォーマット ビデオコーデック4K |
H.265/HEVC H264/AVC(3640 × 2160 × 30pまで) VP9 |
対応ビデオフォーマット ビデオコーデックHD |
H.265/HEVC、H264/AVC、VP9、MPEG4 part2、MPEG1、MPEG2 |
コンテナフォーマット | MP4、MOV、MKV、WEBM、TS、MPG、MPEG、PS、M2P、MPV、AVI、HEVC、H264、AV1、VP9及びMJPG |
出力解像度(動画) | 3840 × 2160 × 60pまで ※解像度1920 × 1080以上の映像は、 H.265/HEVC、H264/AVC、VP9のいずれかのフォーマットである必要があります。 ※H264/AVCは、3640 × 2160で30pに制限されます。 |
出力解像度(画像) | 画像の解像度は、1920 × 1200まで。250万ピクセルを超える表示はスケーリングでの表示となります。 |
対応オーディオフォーマット | AAC、Opus、MP2、MP3、Vorbis、FLAC、WAV、AC3、EAC3、DTS(パススルーで出力) |
IP Streaming デコード | HLS、UDP/RTP/RTSP |
その他メディアフォーマット | HTML ※画像の解像度は、1920 × 1200まで。250万ピクセルを超える表示はスケーリングでの表示となります。 |
色深度 | 8および10ビット |
色空間 | RGB及びYUV 4:2:0 |
2つのFull-HDビデオの同時再生 | 2つのFull-HDビデオの同時再生は、現在ではBrightAuthor : connectedを使用し、ターゲット解像度を1920×1080に設定した場合のみ可能。通常のBrightAuthorにおいては、今後のアップデートで対応予定。 |
4. Bright Authorの下準備
動画フォルダを作って、中に動画ファイルを格納する。
※ここではデスクトップに動画フォルダを作っています。フォルダの名前は任意で結構です。
Bright Authorを起動する。
「ファイル」→「新規プレゼンテーション」を選択。
各種情報を選択し、「作成」をクリック。
「全画面」→「選択」をクリック。
下図のブラウザマークをクリックする。
1で作成したフォルダを選択し、「OK」ボタンをクリック。
下のウィンドウ内に、フォルダに入っているファイルが表示されれば準備完了です。
LEDビジョンの解像度が分かっている場合は、 画面解像度の指定も行って下さい。
5. Bright Authorでのスケジューリング
並べた順番でループ再生されます。
プレイリスト上の並びを変えたい場合もドラッグアンドドロップで入れ替えることができます。
プレイリスト上の動画を削除する場合は、動画を選択してキーボードの「Delete」キーを押してください。
「書き出し」タブを選択。
「はい」を選択。
「OK」を選択。
赤枠の中を、どこでも良いのでダブルクリック。
下のウィンドウが起動するので、放映日時を決める。最後に「OK」を選択。
ここでは、2021年3月5日に放映開始。終了日は未定。
放映時間は8:00~22:00に設定します。
放映日時を決定したら、Bright Signにデータを転送します。転送方法は次項からご説明いたします。
6. Bright Signへのデータ転送種別
データ転送方法は複数種類ありますが、代表的な2種類をご紹介いたします。
専用ソフトウェア「Bright Author」から、USBメモリにデータを出力。データが入ったUSBメモリをBright Signに差込むと、自動的にデータを読みます。
この方法は、インターネット環境が無い場合に使用されます。
専用ソフトウェア「Bright Author」から、Bright Signに設定したIPアドレスに対し、直接データをLAN転送します。
7. (A) USBメモリを使ったデータ転送方法
「書き出し」タブの中から「ローカルストレージ」をクリック。
「参照」をクリック。
USBドライブを選択。
※USBメモリによって、ここの名称は変化します。
「書き出し」をクリック。
下図のウィンドウが表示されますので、「OK」が出たらクリック。
USBメモリをPCから取り外し、Bright Signに挿入します。
注意)Bright SignにUSBメモリを挿入する手順
1. Bright Signの電源を落とす。
2. USBメモリを挿入する。
3. Bright Signの電源を入れる。
※) Bright Signには電源スイッチが無いため、ケーブルを引き抜く等で電源を落とします。
※) USBメモリを取り外す際も、上記の順番で行って下さい。
8. (B) LANを使ったデータ転送方法
※注意1) LANを使ったデータ転送の場合、USBメモリをあらかじめBright Sign本体に挿入しておく必要があります。
※注意2) Bright Sign本体がPCと通信ができるよう、あらかじめ設定しておく必要があります。Bright Sign本体のネットワーク設定
「書き出し」タブの中から「ローカルネットワーク」をクリック。
下図の「+」ボタンをクリック。
ウィンドウ内に、Bright Signに設定したIPアドレスを入力し「OK」を選択。
※Bright SignのIPアドレス設定はこちら
下図のように英数字の羅列が表示されます。これがLAN接続されたBright Signです。
英数字の羅列の部分を一度クリックすると、青色の四角で囲まれるので、それを確認してから「書き出し」ボタンをクリック。
下図のウィンドウが表示されますので、「OK」が出たらクリック。
以上で、LANを使ったデータ転送は完了です。
9. Bright SignのIP設定
LANを使用してデータ転送を行う場合、Bright SignにIPアドレス設定を行う必要があります。
USBメモリをPCに挿入する。
※注意)USBメモリの中身は空の状態にしておいてください。
「ツール」→「BrightSignユニットの設定」を選択。
下図のような表示が出ることがありますが、「OK」をクリックしてください。
次の順番で設定してください。
1.タイムゾーンを、「JST」に設定する。
2.「ローカルファイルネットワーキングでネットワーク接続」にチェック。
3.ログの作成「並んだチェックボックス5か所」にすべてチェック。
4.「詳細ネットワーク設定」ボタンをクリック。(設定内容は後述)
詳細ネットワーク設定
1. 「有線」タブを選択。
2. 「次のIPアドレスを使用」にチェック。
3.「IPアドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」を入力。
4.「OK」ボタンをクリック。
IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイが分からない場合
「設定ファイルの作成」ボタンをクリック。
「OK」をクリック。
下図のウィンドウが表示されますので、「OK」が出たらクリック。
PCからUSBメモリを抜いて、Bright Sign本体に挿入し読み込み完了を待つ。
データ読み込み完了のサイン等ありませんが、2分ほどで完了します。
注意)Bright SignにUSBメモリを挿入する手順
1. Bright Signの電源を落とす。
2. USBメモリを挿入する。
3. Bright Signの電源を入れる。
※) Bright Signには電源スイッチが無いため、ケーブルを引き抜く等で電源を落とします。
※) USBメモリを取り外す際も、上記の順番で行って下さい。
IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイが分からない場合。
コマンドプロンプトが起動したら、「ipconfig」と入力。
以下の情報を確認します。
使っているPCのIPアドレスは、192.168.11.75
サブネットマスクは、255.255.255.0
デフォルトゲートウェイは、192.168.11.1
となっています。
上記を確認した上で、ブライトオーサーでの詳細ネットワーク設定は、
IPアドレス
192.168.11.〇〇←この部分を、使用されていない1~254のいずれかの任意の数字を入力します。上記ケースでは「75」と「1」はすでに使用されていますので、それ以外の数字にしなければなりません。
サブネットマスク
同一の「255.255.255.0」となります。
デフォルトゲートウェイ
同一の「192.168.11.1」となります。
画面解像度指定の方法
レイアウト画面が開いたら、赤枠の中をLEDビジョンの解像度に設定する。
上図では、初期設定の(W)1,920 × (H)1,080となっていますが、ここをLEDビジョンのサイズに設定します。
例えば、LEDビジョンの解像度が(W)600 × (H)300だった場合は
赤枠のWの欄に600、Hの欄に300と入力すると、右画面内のグリーンの四角が入力サイズに合わせて調整されます。このグリーンの四角が入力した解像度を示しています。
この設定では、Brght Signからの出力サイズは(W)1,920 × (H)1,080ですが、映像が表示されている範囲は、画面左上の(W)600 × (H)300の部分のみとなります。
テレビ等に出力すると、左上(X:0 , Y:0)から(W)600 × (H)300の部分のみに映像が表示されています。 しかし、「解像度(W)600 × (H)300のLEDビジョン」に表示すると画面ピッタリの映像として表示されます。